何度も同じ動作をする人は、不安がっている

人の気持ちは無意識の行動に表れます。うれしいことがあった日は、その日一日笑顔が多いでしょうし、機嫌が悪い日は、自然と人当たりが悪くなるものです。

何度も同じ動作をする人は、不安がっている

気持ちは、上手に隠そうとしても、ちょっとやそっとの努力では、隠しきれないものなのです。

ところで、泣きじゃくっている赤ちゃんをなだめるとき、お母さんは赤ちゃんを抱き、背中をさすります。何度も背中をさすってあげることで、赤ちゃんの気持ちは落ち着いてきます。これは、大人になっても同じです。同じ動作を繰り返す行為は、人の不安を鎮める効果があります。

カナダの心理学者が、人が不安に感じたときの動作を見抜かせる実験を行っています。不安を抱えた人たちを含む、いろいろな人たちの日常をビデオに収めました。そしてその様子を別に人に見せ、どの人が一番不安がっているかを選んでもらいました。

その結果、「一番不安そうに見える」と票を集めた人は、同じ動作を繰り返し行う人でした。正解です。私たちは、人が不安になると、同じ行動を繰り返すことを無意識に知っているようです。

貧乏ゆすりを代表に、髪を何度もかきあげる、二つ折りケータイを開いたり閉じたりする、ペン回しをするような行為は、不安な心理状態にあるか、時間を持て余しているかどちらかでしょう。いくら平静を装った顔をしても、緊張や心配事がある人は、知らないうちにしぐさに出てしまうのです。

不安だから同じ行為を繰り返し、必死で心を落ち着かせようとします。もし無意識に同じ動作を繰り返している自分に気づいたら、ラッキーです。不安な気持ちに気づけば、解決策を練ることもできます。深呼吸して落ち着いたら、「どうすれば不安が和らぐかな?」と冷静に自問自答してみてください。