マンガ「ブラック・ジャック」から学ぶ値踏み、交渉の極意

「ブラック・ジャック」というマンガをご存知でしょうか?

マンガ「ブラック・ジャック」から学ぶ値踏み、交渉の極意
読んだことがない人でも名前くらいは聞いたことがあると言う人がほとんどだと思います。手塚治虫の代表作のひとつで、天才無免許医師「ブラック・ジャック」の活躍を軸に人間ドラマを描いた傑作です。

ブラック・ジャックのストーリーは単純明快です。治療が必要だが、訳あって普通の病院で治療できない患者に出くわすと、報酬を受け取る代わりに治療を引き受ける、というのが主な話の流れです。

注目して欲しいのが受け取る報酬の額です。ブラックジャックは取れる相手からは法外な金額を取ります。お金のない相手からは金額を要求しないこともあります。500万取ることもあれば、タダで治療することもあるのです。この方法は、私たちが交渉する場面に出くわした際にも、役に立つ考え方です。

持ってない人から持ってないもの取ろうとしても無駄なのです。持ってる人からしか取ることはできません。毛が欲しいのなら豚から刈ろうするのではなく、羊から刈らないと効率が悪すぎます。交渉は相手を見極めないと空振りに終わってしまいます。

若いカップルが新築のモデルルームをうっとりと眺めていたとします。彼らがどんなに買いたい気持ちをいっぱい持っていようと、頭金さえ持っていなければ、いくら熱心に売り込んでも徒労に終わってしまいます。だから交渉上手になるには、人を上手に値踏みすることが最重要になります。

もし相手が何も持っていないようなら、その人から取ることはさっさと諦めたほうが賢明です。それよりも優しく接して恩を売ってあげたほうがうまくいくでしょう。他のお客さんを紹介してもらったり、将来お金持ちになったときに恩返ししてもらえるかもしれません。

人は百人百様で、なんでもかんでも一緒に扱えるものではありません。当たり前のことなのですが、交渉のような緊張する場面では、忘れがちにもなります。冷静に人を見抜く意識を常に持ってください。また、人の心を読めるようになるには、人を好きになって積極的に交わっていくことが近道であることも付け加えておきます。