不機嫌な人は、世の中すべてが気に食わない。だから近づかない。

不機嫌な人がいます。いつも虫の居所が悪い人か、今日たまたまムシャクシャしてるだけの人かは問題ではありません。不機嫌な人は、不機嫌なうちは、近づかないほうが良いでしょう。近づいてしまうと、とばっちりを受ける可能性だってあります。

怒った人には近づかない

たとえば頭痛がひどくてイライラしている人に普段どおりに接しても「ちょっと静かにしてて」と煙たがれることがあります。それならまだマシで「いつもいつもヘラヘラしやがって!」などとキレられたら、たまったものではありません。機嫌が悪い人に近づくと、理不尽にキレられる可能性がぐんとあがります。不当なあしらいを受けたくないなら、不機嫌な人には近づかないことです。

心理学にムードの一貫性理論という言葉があります。楽しい気分のときはどんなことも素晴らしく感じ、つらいときは、どんなこともマイナスに解釈してしまうというものです。その時のその人の気分しだいで良くも悪くもなるのです。不機嫌な人は、世の中すべてが気に食わなく感じています。だから、近づくと厄介なのです。

ムードの一貫性理論を裏付ける実験が心理学者によって行われました。映画館から出てきたお客さんにアンケートをとったのです。アンケート内容は「あなたは人生に満足していますか?」というもの。

すると、幸せな結末を迎えた映画を見たあとのお客さんでは「非常に満足している」と答えた人が多くいました。一方、悲しい結末を迎えた映画を見たお客さんでは「あまり満足していない」という答えが多くなりました。どちらも、その時のムードによって回答が違ってきたと考えられます。

こういったデータを有効活用するなら、私たちは日頃から、楽しい気分の人に積極的に近づくべきです。今夜恋人とデートの人、仕事でうまくいってる人、旅行の予定がある人などにどんどん話しかけるといいでしょう。

不機嫌な人には「何かあったの?」と余計なことは聞かずそっとしといてあげましょう。とばっちりを食うだけで何の得もありません。