頼み事をするなら、お礼は先にしたほうがいい

仕事でもプライベートでも誰かに頼みごとをしたい場合があります。そんなときに、依頼を引き受けてもらうお礼にモノやお金を渡すこともあるでしょう。

頼み事をするなら、お礼は先にしたほうがいい

お礼をするときに覚えておいて欲しいことがあります。お礼は先に済ませたほうがいい結果が出ます。多くの人は、相手が頼みごとを聞いてくれた後に御礼をしようとするでしょう。しかしどうせお礼をするなら、相手が行動を起こす前のほうが、相手を説得しやすく、やる気を上手に引き出せます。

「今度ご飯おごるね」と言って頼みごとをするより、頼みごとをしてもらう前にご飯をおごったほうが、相手に責任感が芽生えます。具体的に感謝を示した後では期待を裏切れないという気持ちが強くなり、しっかりと頼みごとを遂行してもらえます。

心理学の実験でも、お礼を先にしたほうが頼みごとを引き受けてもらえる確率は上がると証明されています。2000人のお医者さんに健康に関するアンケートを依頼します。依頼のパターンが2つあり、ひとつはアンケートに謝礼20ドルを同封するパターン。もうひとつは「回答してくれたらあとで20ドルをお支払いします」案内をつけ、アンケートだけを郵送するパターン。それぞれの返答率を比較します。

結果は、20ドルを同封したアンケートの返答率は80%。「後で払う」と案内したアンケートの返答率は65%でした。このことからもわかるとおり、お礼は事前にしたほうがこちらの希望が通りやすいのです。

事前に御礼をすることは相手への信頼感を表す行為でもあります。「あなたのことを信頼してるから先にお礼を渡すんだよ」という気持ちもアピールできます。信頼してくれる人を裏切れる人はなかなかいません。誠実に期待にこたえたいと思うものです。

依頼を引き受けてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが一番なのは言うまでもありません。しかし、感謝の気持ちを形で示したいと思ったら、前もってお礼をするほうが、相手はうれしい気持ちで頼みごとに臨めます。