欠点を注意するなら前後でほめると反発されにくい

会話は相手の状況によって話し方が変わります。悩みを抱えている相手には、優しい言葉をかけるでしょうし、行き過ぎた行動をした相手には、厳しく注意することもあるでしょう。

欠点を注意するなら前後でほめると反発されにくい

優しい言葉はかけられても、注意するのが苦手という人は多くいます。注意すると相手の反発を買いやすく、こちらも傷ついてします場合があるからです。今回は、心理学を利用して、反発されない注意の仕方を紹介します。

忘れっぽい友人を注意しようと思います。あなたならどう言われるのが一番イヤじゃないですか?

1.「あなたって忘れっぽいね」
2.「あなたってかっこいいよね。忘れっぽいけど」
3.「あなたって忘れっぽいけど、気が利くね」

この中だと2か3をを選んだ人が多いと思います。1はストレートに注意するだけ。2は最初にほめられてるので、1よりはいいでしょう。3も注意の後にフォローが入ってるので、1よりマシになります。

心理学に「初頭効果」と「親近効果」という言葉があります。

「初頭効果」とは、最初の印象は強く記憶に刷り込まれるというもの。先ほどの例文でいうと、2番が初頭効果を利用した文章です。最初にほめることで、注意することで与えるネガティブな感じを軽減しています。

次に「親近効果」ですが、これは、一番最後の印象が心に強く残るというものです。例文だと3番が親近効果をねらった文章です。最後にほめることで、なんだかんだでほめられたと、悪い気がしなくなるのです。

初頭効果と親近効果のどちらがいいかという話ですが、これには個人差があります。ですから、先ほどの文章も2番がいいと感じた人もいるし、3番がいいと感じた人もいるはずです。

注意する相手を見極めて、初頭効果と親近効果を使い分けできればいいでしょうが、正直見極めようがないと思います。もっと簡単に反発されにくい注意をするなら、「初頭効果」と「親近効果」を同時に意識することです。注意する前後にほめれば、誰に対しても反発されにくくなります。

先ほどの例文を引用すると「あなたってかっこいいよね。忘れっぽいけど、気が利くね」が一番反感を買わずに欠点を注意できます。

最初にほめれば、相手はこちらの話に耳を傾けます。そして注意した後に再びほめられば、自分は認められていると気づくでしょう。注意するところと一緒に、ほめる場所を見つけましょう。そうすれば、注意も受け入れてもらいやすいはずです。