不安を克服したいなら最悪をイメージして予行練習する

誰だって不安に襲われるときはあります。たとえば「上司に怒られるかも」「好きな人に嫌われちゃうかも」などと。

不安を克服したいなら最悪をイメージして予行練習する

ほどよい不安は刺激になりプラスなることもありますが、行き過ぎた不安はよくありません。不安を上手に克服するテクニックがあれば、身に付けておきたいものです。

アメリカの心理学者が、不安を克服する方法を見つけるため、次のような心理実験を行っています。三日後に期末テストを控えた学生たちを3つのグループに分けます。そしてそれぞれのグループにあるテープを聞かせます。

最初のグループには「どうしよう、ヤバいよ!全然わかんないよ~」と試験に苦しむ学生の音声。

二番目のグループには「なんなの、この点数は!いったい何やってたんだ、情けないよ!!」と学生をしかる親の音声。

三番目のグループには「うぎゃ~!パンの中にコオロギが入ってた~!!食べちゃったよ~!!」という悲鳴。

ようは一番目と二番目はテストに関係ある恐怖の音声で、三番目はテストにはまったく関係ない恐怖の音声です。この音声を聞いた三日後、学生たちは期末テストを受けるのですが、成績がどうなったを調べます。

結果は、テストに関係ある音声を聞いた、一番目、二番目の学生はいい点数を取ることができました。しかし、テストと関係ない音声を聞いた三番目の学生については点数があまりよくありませんでした。

テストに関する音声を聞いた学生にアンケートすると「音声を聞いた時点ではすごい不安に襲われたが、時間がたつにつれて不安は和らぎ、テスト本番ではそんなに不安にならなかった」ということでした。要するに、これから起こるであろう不安を事前に経験すると、その後不安は軽減され、本番に強くなるということです。

ですから、不安を上手に克服するには、最悪をイメージして予行練習するのがオススメです。「怒られるかも」「嫌われちゃうかも」といった不安をできるだけ最悪な状態でイメージします。そのときはつらいでしょうが、いざ本番でそんな状態に陥っても、それはあなたにとって二度目の経験になります。一度経験してることなので、不安は軽減されます。不安がなくなればその場をうまく振舞うための余裕も持てるのです。