万が一のために断りを入れておくと相手は怒れない

 お店の駐車場には大抵「万一事故がおきまして当店では責任を負いかねます」と書いてあります。

万が一のために断りを入れておくと相手は怒れない
プールのロッカーには「当施設では事故・盗難等の責任は一切負いかねます。貴重品はご自身で管理してください」と断り書きがしてあります。これらに限らず、企業と交わす契約書や家電の説明書などあらゆるモノに責任逃れとしか思えないような内容の記述があります。

万が一の事故、想定外のトラブルをどんな場面でも起こりえます。そんなとき、あらかじめ断りを入れておいたなら、文句を言われなくなります。注意書きが明示されていれば見逃しがあっても、それはその人の責任となるからです。

事故やトラブルが発生したとき、一番問題なるのが責任の所在です。それがはっきりしていないと「どちらが悪い」の水掛け論です。裁判沙汰になりかねません。それを防ぐために「こちらに責任は無い」とアピールしておくのです。

この方法は日常生活でも有効です。人間関係でも断りを入れることで、やっかいなトラブルを回避できます。「その日は歯医者があるので10分くらい遅れるかもしれません」こう断りを入れておけば、遅れても文句は言われません。「人気商品なので発売日にお渡しできないかもしれません」事前にこう伝えれば、もし商品を渡せなくても苦情になりません。

人は一度怒らせたら、なだめるのが大変です。賢く世渡りするには、怒らせないように段取りすることです。あらかじめ「責任は負いません」と告げれば、大抵の人は納得してしまいます。もし八つ当たりされても「あらかじめ伝えてあります」「ルールなんです」を繰り返せば、相手は何も言えないでしょう。