数字を使って説明すると説得力が上がる。端数だと信憑性が増す。

人を信用させるには、裏づけとなる統計的なデータを見せるのが効果的です。

数字を使って説明すると説得力が上がる。端数だと信憑性が増す。
数字が入ってたデータを見せられると、その数字が自分の考えて食い違っていても「そんなもんなんだ」と納得してしまいがちなのです。

もし人を説得させるために、荒唐無稽な数字を用意しても、疑いを持つ人は少ないでしょう。だから詐欺師がターゲットをだますときも巧妙に数字を挿入して口説き落とそうとします。「人は数字に弱い」という心理を逆手に取るのです。

「今までのダイエット食品は80%が効果無しと新聞に出てましたよ」

「都会では70%以上の家庭で浄水器を使っています」

単に「効果のないダイエット食品が氾濫してます」「浄水器を付けてる家庭が増えている」というより数字を使ったほうが真実味が増します。疑うことなく「そうなんだぁ」と納得してしまう人が多くなるのです。

ある心理学者が次の2つの文章を被験者100人に読ませて、説得力の違いを調べました。

・「非行少年の多くは大人になると犯罪者になる」
・「非行少年の10人に7人は大人になると犯罪者になる」

主張していることは同じですが、片方の文章にだけ数字を用いています。すると、数字の入った文章のほうが頭に残り、日数がたっても説得効果が長続きしました。人は自分の意見と違う説得を受けたとき、その場では納得しても、時間がたつと元の立場、考え方に戻ってしまうものです。しかし数字を使って説得したことで強く信用させることができたと実証されました。

また、数字を使って説得するときは切りのいい数字よりも端数を利用したほうが信憑性があがります。「0」や「5」などの数字をあまり使わず中途半端な数字を並べたほうが信じてもらいやすいのです。

5000円の商品よりも4980円の商品のほうがお得感を感じるように、端数のある数字のほうが信頼できるデータに感じられて受け入れてもらいやすくなるのです。

もちろん数字を並べすぎるはやりすぎです。しかし要所要所で適度に使えば、説得力のある説明が出来ます。端数であれば信憑性も増すので、利用できる数字があればぜひ使ってみるといいでしょう。