要求を突っぱねて嫌われたくないなら、一緒に代案を考えてあげる

人は誰でも自分の対面を気にします。だからなるべくなら相手の顔に泥を塗るようなことはしないほうがいいのです。

要求を突っぱねて嫌われたくないなら、一緒に代案を考えてあげる
しかし相手が無理な要求をしてきた場合、面子をつぶさないようにと自分を犠牲にしてまで言うことを聞く必要はありません。そんなことをしたら、こちらの心身がもたなくなります。

相手の要求を突っぱねれば、相手はがっかりして、時に嫌われるかもしれません。上司や取引先が依頼者ならば、できるだけ意向に沿うのも一つのやり方ですが、断らないといけないケースも出てくるでしょう。そんなときは「ムリ」と拒絶する一方で一緒に代案を考えてあげることでうまく乗り切れます。

代案を一緒に考えれば、あなたの親切心を相手に伝えることができます。突っぱねるだけなら「不親切な奴だ」と思われるケースでも、一緒に別の解決策を模索することで「私ために悩んでくれてる。なんて親切な人だ」と思わせることができるのです。

「部長、今のプロジェクトなんですが、人員不足で予定通り進行させるのは困難です」
「そうか、現状、人員増は望めないから別の解決策を考えないとな。私も何とか知恵を出すから、君も何かいいアイデアを考えてくれないか?」
「わかりました」
「じゃあ、今週末までに何らかの答えを伝えるよ」

上司が部下に依頼を受けたケースです。上司が「ムリ」の一言だけで、要求を突っぱねていたら、部下は確実に上司を嫌っていたでしょう。しかし上司は「人員増はムリ」と要求を突っぱねる一方で、一緒に解決策を考える姿勢をアピールしました。こんな態度を示せば、それほど嫌われることはありません。拒絶は別の優しさを見せることで相殺できるのです。

新婚カップルに結婚の決め手になった理由を訊ねると「相手が優しい人だったから」という回答が一番多くあがります。親切な人は一緒にいたいほど好かれるし安心できるのです。仕事においてもいい人間関係を築きたいなら、優しさを見せることが欠かせません。断って相手に嫌な思いをさせたなら、その分親切にしましょう。フォローのできる人間になれば仕事仲間からも愛してもらえます。

相手の言い分の呑むことだけが親切ではありません。仕事を上手にこなしたいなら必要に応じて断りましょう。そして素振りだけでもいいので、一緒に解決策を考える姿勢をアピールすれば、相手に嫌な思いをさせずに済みます。